2023都市住宅学会賞・業績賞
【都市住宅学会長賞】
◆武庫川団地におけるURグループ(UR、JS、URコミュニティ)×阪神電気鉄道×武庫川女子大学の産学連携による団地活性化
〜コミュニティ活動の拠点「赤胴車」〜
独立行政法人都市再生機構西日本支社 支社長 村上 卓也
武庫川女子大学教育研究社会連携推進室 室長 大坪 明
武庫川女子大学食物栄養科学部食物栄養学科 准教授 脇本 景子
武庫川女子大学生活環境学部生活環境学科 准教授 水野 優子
[プロジェクト概要:PDF]
本事業は、高齢化や人口減少が続く武庫川団地に、役割を終えた阪神電気鉄道の車両「赤胴車」を設置して地域のコミュニティ活動の拠点とすることにより、団地の活性化をめざすものである。沿線地域の活性化及びまちづくりをめざす阪神電気鉄道、教育・研究を通して地域活性化支援を継続してきた武庫川女子大学、そしてURグループがタッグを組んだ本事業は、各組織の持つ資源やノウハウの強みが発揮された産学連携の有効なモデルであると評価される。
赤胴車は単なるモニュメントではない。誰もがアクセス容易で維持管理の継続性が担保された団地の集会施設であるとともに、長年にわたり地域住民の移動を支え、幅広い年代層から親しまれてきた求心力の高い地域資源である。その赤胴車と周辺の広場で行われる様々なイベントは、地元自治組織を含む関係者の密な連携によって展開される独創性の高いものとなっている。
赤胴車の認知度が上がり、団地外からも来訪者を増やしている。また、団地入居率は増加傾向にある。さらに団地内・外の住民が抱く地域イメージの向上が確認されており、本事業の社会的貢献度は高いといえる。
以上より、本事業は、当学会の業績賞に相応しいと認められる。
2023年都市住宅学会業績賞審査員
檜谷美恵子 京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授
三浦 研 京都大学大学院工学研究科教授
新井 信幸 東北工業大学工学部建築学科教授
池添 昌行 福岡大学工学部建築学科教授
大佛 俊泰 東京工業大学環境・社会理工学院建築学系教授
角野 幸博 関西学院大学総合政策学部教授
定行まり子 日本女子大学家政学部教授
島田 和明 住宅金融支援機構地域支援部連携推進担当部長
瀬下 博之 専修大学商学部教授
瀬渡 章子 奈良女子大学名誉教授
早田 宰 早稲田大学社会科学部教授
高井 宏之 名城大学理工学部教授
福田由美子 広島工業大学工学部教授
藤岡 泰寛 横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授
吉田 友彦 立命館大学政策科学部教授
(敬称略)